両親の反応

2013年7月4日
*by: | *cat: 結婚

小さい頃のおかあさん。

「そのうち結婚するかも。
 相手の人再婚やし子供いるから、孫できるで。」

思えば、おとうちゃんとむすこのことを
両親に話した一言めがこれだった。

もともと家族には何でも話す家なので、
むすこに出会って間もない頃、実家に帰った折のことだった。

高校までは比較的厳しい家だったけれど、
卒業して家を出てからは何の口出しもせず自由にさせてくれた両親。

どんな反応をするのだろうか。
不安は全くなく、ちょっと楽しみなくらいだった。

返ってきたのは

「あーそうなん。そらたいへんやね、がんばりや。」

と、それだけ。

「もうちょっと、反対するとか心配するとかないん?」

と思わずこっちが言ってしまった。
数分後には、血縁がないことをネタに冗談を飛ばし始めるお父さん。

この時、いい親に育てられたなぁとしみじみ思いました。

初めておとうちゃんとむすこに会った日も、
父は席に着くなりずけずけと年収や会社の業績を聞いたかと思えば
その後はレッドツェッペリンの話で盛り上がり始めた。

「お嬢さんを僕にください!」
みたいなシーンは全く期待していなかったけど、
なんというか、もうちょっと緊張感があってもいいのでは…。

人懐っこいむすこは新しいおじいちゃんおばあちゃんに慣れるのも早く、
肩によじ登ったり一緒にお風呂に入ったりしています。
妹(むすこにとっては叔母)にいたっては、完全にともだち扱い。
私の祖父母たちもおせっかいなくらい気にかけてくれているし、
よかったよかった。

うちの両親は干渉も協力もしない、なかなかの自由放任主義。
私にとっては最高だった。

一人旅だろうがインドだろうが南米だろうが、
どこに行くのも止められなかったし、出発日すら忘れている時もあった。

大学時代は、友人の家に居候したり四畳半の家に住んだり、
流れに身を任せて転々としていたが、
様子を見に来ることもなければ仕送りの類いも殆どなかった。

これが普通だと思っていたから、
大学を卒業して友人たちが引っ越す時、
かなりの確率でご両親が手伝いに来ているのを見て驚いた。

そんな我が家とは対照的に、
おとうちゃんのご両親は、毎週のようにうちに来て
ご飯を作ってくれたり植木を伐ってくれたりする。
これには驚きを通り越して、感動した。

優しいお義父さんお義母さんにたくさん助けてもらって、
私は幸せな嫁だと思う。

人生色々、親子のかたちも色々。
私たちはどんな親になっていくのでしょうか。

2013年7月4日(木) おかあさん

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