御母堂様の御母堂様

2012年12月20日
*by: | *cat: 闘病と出産

はなぺちゃくんお昼寝中

お義母さんの病状があまり良くない。

再発の告知をうけた12月初旬のその日、
病院からその足でお義母さんの病院へ駆けつけました。

ボクは次の日に仕事があったのでお義母さんの顔を見てそのまま
帰ることになりました。おかあちゃんとむすこは病院に残ることに。

ボクは帰り際、お義母さんと2人で少し話をしました。
話しているとき、もう会えないなと感じました。
お義母さんの話し振りからそんな感じがしました。

悲しくて涙が出て、また来ますねと言って帰りました。

それから約1週間後、ある大雪の日にお義母さんは天国に旅立ちました。
おかあちゃんの御母堂様になりました。

お義母さんは人望の厚い、心の温かい素敵な人でした。
最期まで笑ってばっかりで人の心配ばっかりしている人でした。

ボクとは短い付き合いになってしまったけど
本当の息子みたいだと言って行く度に海老フライとポテトサラダを
食べきれないくらいたくさん作ってくれました。とても美味しかった。

何でこんなに素敵な人が早く逝ってしまうんだろう。

おかあちゃんはすごく落ち込んでいて
病気の不安を抱えながらのお通夜とお葬式。
大好きなママのために精一杯のことをして送り出すと
しんどい身体と気持ちを奮い立たせていました。

火葬場でおかあちゃんは大きな声で泣いていました。
ボクはむすこと少し後ろにいたのですが、とても見ていられませんでした。

おかあちゃんには泣いてばかりいられない現実がありました。

ボクはお義母さんと最後に会った日の翌日、別の病院へ転院するための
紹介状を受け取りに行っていました。再発した後の治療の考えがクリニックの先生と
ボクたちで合わなくなってしまいました。

クリニックの先生は再度手術をしたい。
おかあちゃんはもう身体にメスは入れたくない。

この思いの行き違いが転院を決意させました。

その転院の初診がお義母さんの葬儀の翌日。運命なのでしょうか。
ぎりぎりまで迷いましたがお義母さんが頑張れ!って言ってくれている。
そう思ってお葬式当日の夜中に家に戻り、次の日に新しい病院での治療をスタートさせます。

2012年12月20日(水) ハイブリッドとうちゃん

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