病気を伝えること
病気を周りの人にどういうタイミングで伝えるかは難しい問題です。
ボクたちは極力病気の事は話さないようにしていました。
おかあちゃんがみんなに心配をかけたくなかったということ、
そしておかあちゃんのお母さんが同じ病気で治療中だったことが理由です。
お義母さんはおかあちゃんの病気が発見された時には既に5年以上闘病されていました。
お義母さんの気持ちを考えたら娘が同じ病気です、だなんてとても言えませんでした。
家が近いから色々と協力してもらうこともあってボクの実家の家族には割と早く伝えましたが
それ以外の人には言わなかったし、何故か言ってはいけないような気持ちになっていました。
でも今は病気になったら周りの人に言った方がいいと思っています。
ボクたちが大切な人たちに伝え始めた時にはもう時間がありませんでした。
闘病の後半、家族だけでなくたくさんの友達にも本当にお世話になりました。
忙しいのに「毎月行くって決めたから」と楽しい話だけをして帰る友達。
食材を抱えてとにかく美味しい料理を作りに来てくれる友達。
どんな気持ちもどんな話も全部受け止めてくれる友達。
病気も自分の人生の一部だから信頼できる人達を良い意味で巻き込んでしまえばいい。
自分の家族や友達が病気になった時の事を考えてみれば当然言って欲しいはずです。
言ってくれなければ「何故言ってくれなかったのか」と思うはずです。
病気は一人で向き合うものじゃない。
ボクたちが大切な人たちに病気の事を伝えて、
支えてもらって、ありがたくて、強く思った事です。
2012年12月3日(月) ハイブリッドとうちゃん
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