子育てはたいへん?

2014年9月8日
*by: | *cat: 子供たち

ある朝の光景

「1人でもたいへんやのに、3人なんて考えられへん。すごいなぁ。」

と言ってくれる人が時々います。

先日もそう言われて気づいたのですが、
私はあんまり子育てをたいへんだと思ったことがありません。

改めて考えてみると確かにたいへんなのですが、
それ以上に楽しいことが多くて、
たいへんだということを忘れてしまうみたいです。

そしてなんとなく、子供が1人だけだったら、
もっとたいへんだったような気がしています。

子供が多い方が時間も体力も使うけど、
精神的には助けられることがよくあります。

むすこが片付けをしなくて怒っている私に
ガチャピンのまぬけな帽子をかぶったむすめが
「ぽーん」とか言いながら突進してきたり……

きらいな野菜を床に投げつけるむすめに手を焼いている最中に
末っ子がはなぺちゃくんの水をひっくり返してびしょ濡れになっていたり……

どんなに腹が立つことがあっても、
誰かがそんなの吹き飛ばして笑いを生んでくれます。

そして兄妹で遊んでいる時は本当に楽しそうで、見ていて微笑ましい。

多分私だけじゃないと思うのですが、
子供がいると、楽しいことも多い反面、
腹が立つこと、イライラすることもたーーーーっくさんあります。
とてもじゃないけど冷静ではいられないことも、まぁ少なくありません。

子供が1人で、保育園に行かせていなくて、
しかもお父さんの帰りが遅い世のお母さんたちは
私よりずっと長い時間、子供と1対1で向き合っている。

その中で、子供に優しく接し続けられるってすごいなぁと
私はいつも専業主婦のお母さんたちを尊敬しています。

私は、とても恵まれた環境で子育てをしています。

会社・家・保育所が全部自転車で行ける範囲にあって、
実家はどちらもうちから車で1時間かからない。

おとうちゃんは朝は必ず保育所に一緒に行ってくれるし、
平日も週の大半は19時頃に帰ってきて夕飯を一緒に食べ、
私に用事がある日はお迎えにも行ってくれる。
洗い物、掃除、洗濯、料理などなど、家事は全て分担してやってくれる。

おとうちゃんのご両親はものすごくマメで、
うちの庭の木の手入れや家具の修理をしに来てくれたり、
保育所が休みの平日には子供たちを遊びに連れて行ってくれたりする。

会社では社長をはじめメンバー全員が子育てを全面的に応援してくれて、
いつでも会社に赤ん坊を連れて来れるようにと
社内用ベビーベッドを購入してくれたり、
食事会に家族全員を招いてくれたりと、
驚く程あたたかい対応をしてもらっている。

子供が熱を出して急遽休まないといけない時でも、
お客さんも同僚も、打合せの日程変更を快く承諾してくれる。

スパルタ保育所のお母さんたちは
皆さばさばしていてノリが良くて、
随分年下の私とも普通に仲良くしてくれるし、気を使うこともない。

自慢みたいになってしまうけれど、
こう書いてみると改めて、ありがたいなぁと思います。

子育てのたいへんなところは皆に助けてもらって、
楽しいところをめいっぱい味合わせてもらっている。

あともう一つ、私が育児をたいへんだとあまり思わないのは、
色々なことを適当に放置しているから、のようです。
よくおとうちゃんにびっくりされます。

哺乳瓶の消毒は早々にあきらめ、
オムツは気づけば半日くらい変えてないことがよくあるし、
出かける時に持っていく荷物もマザーズバッグなんて必要ないくらい少ないし、
添加物は避けるけど日焼けも雑菌も蚊も気にしない。

はなぺちゃくんがなめたスプーンでも平気で子供に使わせちゃうし、
薬も絆創膏も好きじゃないので、ケガも病気もわりかし放置。

そして、
子供が泣いていてもあんまり気にせず放っておける。

もともとそういう性格なので、
むしろ世のおかあさんたちが色々なことを気にして
赤ちゃんのお世話をしていることに驚きました。
哺乳瓶を1日に何回も消毒するなんて、私の感覚では、あり得ない……。

そんなこんなで、わりと楽しくやっています。
皆が思っているほどたいへんではないと思います。

生活の中でゆっくりくつろぐ時間なんてものは皆無だけれど、
それでストレスがたまるわけでもなく。

多分これからもずっと、
笑って、泣いて、怒って、反省して、感動して、イライラして、その繰り返し。

たいへんなこともあるやろうけど、
楽しくやっていけたらいいなぁ。

周りで支えてくれている皆さん、
いつもありがとうございます。

騒がしい我が家ですが、これからもよろしくお願いします。

2014年9月8日(月) おかあさん

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