色んなやきもち

2015年5月12日
*by: | *cat: 出産, 子供たち

また少し、昔の話も。

おとうちゃんとむすこと暮らし始めて間もない頃、
私の結婚を知ったある人が

「私やったら、自分が死んだ後すぐに旦那が他の女と結婚したら
 化けて出るわ!そんなん許せへん。」

と言っていたと人づてに聞きました。

少なからず色々なことを言われるだろうとは思っていましたが、
そういう考えの人もいるということにその時は少し驚きました。

私はもともと嫉妬心が強い方ではないので、
同じ状況を想像してもさみしい思いをさせるより
早く再婚してくれた方が嬉しいような気がするし、
おかあちゃんに申し訳ないと思ったこともありませんでした。

逆に、
「前の奥さんにやきもちやいたりせんの?」と聞かれることもありました。

おとうちゃんはおかあちゃんのことをよく褒めるし
比べられることも無きにしもあらずなので
その無神経さにたまに呆れたりはするけど、
(私も人のことは言えませんが……)
それが嫌だとか辛いとか思ったことは殆どありません。

私はおかあちゃんみたいに
好きな音楽や絵を一緒に楽しんだり、
服を選んであげたりできひんよなぁ
と思うと、ちょっとさみしい気持ちになったりもします。
でも比べてもしょうがないし、
子どもたちといるとそんなことで落ち込む暇もありません。

むしろ、
おかあちゃんと結婚する前のおとうちゃんと私が出会っても
今のような関係は築けていなかったと思います。
ケンカばっかりして、すぐだめになっていたような気が。

だから、おかあちゃんに対してはやきもちより感謝の方がはるかに大きいです。


子どもたちの話をすると、
下の子が産まれたら上の子がやきもちをやくという話をよく聞きます。

我が家はどうだったかというと、
むすこもむすめもそんな素振りは見せませんでした。

4歳で兄になったむすこは、赤ちゃんが可愛くて仕方ない様子で
むすめを溺愛していました。
朝起きると一番にむすめのところにとんでいって、おはようのチュー。
今となってはそんな可愛がり方はしないけど、
6歳と2歳と1歳できゃーきゃー言いながら一緒に遊んでいます。
私がしんどい時にむすめたちを連れて3人でシャワーを浴びてきてくれることも。

1歳で姉になったむすめは、
末っ子が産まれてからはおとうちゃんにべったり。
真ん中の子は甘え上手です。

そんなむすめにメロメロのおとうちゃんは
「かわいいなぁ、ほんまタイプやわ〜」とよく言っています。
タイプって、むすめに対して使う言葉なのか?

2人とも、いわゆる赤ちゃん返りのようなことも
下の子にいじわるするようなこともなく、
すんなりと新しい妹を迎え入れてくれたので、母としてはとても楽でした。

次はどうかな。
末っ子はわがままで気性が激しくて甘えん坊なので、ちょっと心配です。

そんな我が家も、
寝る時だけは未だにおとうちゃん・おかあさんの隣の取り合いです。

だいたい、
おとうちゃん・むすめ・むすこ・私・末っ子の順番。
足元にはなぺちゃくん。

たまにおとうちゃんがいない日はたいへんです。
なんとかして母の横で寝ようと3人が詰め寄ってくるので、とにかく狭い。
両腕で腕枕をして、誰かにおなかをなでられながら、
誰かに脇腹を蹴られながら、「ねんね〜」とか言って
私何やってるんやろう……と思うことも。

こういう時はなぜか下の子たちの方が強くて、
「なんでひとりでねなあかんの〜」
と時々半泣きになるむすこ。

なんとか手を伸ばして背中をとんとんしながら、
3人とも寝たら、そっと移動して空いているスペースへ。

たいへんやけど、幸せな時間です。

むすこはあと何年、一緒に寝てくれるやろうか。

でもその前に、もう1人産まれたらどう並んで寝ればいいのか、
そもそもベッドに全員入りきるのかが、最近の小さな悩みです。

2015年5月12日(火) おかあさん

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